仕事の需要はあるのか

「ストック型」のビジネス。安定していて、成長力もあります

マンション管理業界は、不況が続く中でも景気・不景気の影響を受けにくい業界です。その理由は、建築・不動産業のなかで、建物管理業だけは「ストック型」の堅実なビジネスだからです。

マンションは、(1)土地を仕入れて商品企画をする(デベロッパー)→(2)マンションを建てる(ゼネコン)→(3)販売する(デベロッパー・販売会社)→(4)建物の管理をする(管理会社)。
という流れで新しいマンションが建設され、そして何十年もそこに存在し続けます。

こうした業界の構図のなかで、建物管理会社以外の業務はすべて一過性です。
どういうことかといいますと、「企画」も「建てる」も「販売」も、仕事内容のちがいはあるものの、建物の完成など業務が終了したら、次の新しい仕事へ移らなければならない性質のものであるということです。
企画者も設計者も、工事作業員も販売の営業職もすべて同じです。常に新規・新規へと新しい仕事を追いかけていく必要があります。だから建設不況の風が吹いている時は、仕事が不足してしまうことも少なくありません。

ところがマンションを建てた後に、末永く資産価値を維持するよう働きかけるマンション管理会社はそうではありません。建物は作ったら終わりでなく、存続する限り誰かが管理しなければなりません。それが「ストック型」のビジネスです。

マンションは建設されたその時点から劣化が進みます。たとえば新築から20年後ですとか大規模修繕を行わなくてもいいためにも、建設直後から適切なメンテナンスが必要です。
また躯体そのものの管理ではないにしても、たとえば昨今なら光ケーブルや地上波デジタル放送への対応など、その時代、時代の技術の進化に合わせた対応も必要になります。

病気にならない、健康なからだを維持するために最近は「かかりつけ医」を求める人が少なくないように、マンションにも適切なドクターが必要。それがマンション管理会社であり、社内で委託契約の責任者として活躍するのが管理業務主任者です。

昨今は全国的に、駅前等や工場跡地などの再開発が行われ、その多くはマンションとして生まれ変わっています。建設景気が戻ってくれば、まだまだ新しいマンションが増えていくことでしょう。すでにお話ししたことですが、日本人の生活スタイルが変化しているからです。
マンション管理会社、そして管理業務主任者のビジネスチャンスは、今後も一層拡大していくと言えます。

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