マンション管理士との比較

試験に共通科目の多い両資格。
将来的なステップアップにもマンション管理士は最適

ネットで管理業務主任者のことを調べてきたみなさんは、管理業務主任者の資格が「マンション管理士資格」と、しばしば一緒に紹介されていることに気づいたのではないでしょうか。
「試験勉強の内容がほとんど同じ」とか「Wライセンスに最適」といったメッセージを一度は目にしているはずです。
このページでは、おもにマンション管理士について解説しながら、この2つの資格の違いについて解説してみたいと思います。

マンション管理士は管理組合のよき相談相手

資格名がしめす通り、マンション管理士も、マンションの管理に関わる専門職です。ただ、管理業務主任者とは関わり方のスタンスが異なります。管理業務主任者が管理会社の社員として、つまりマンション管理組合から見た場合“業者”として関わるのに対し、マンション管理士は管理組合サイドのアドバイザーとして関わります。

マンション管理士は一般にはマンション管理組合と顧問契約を結び、管理組合の運営や修繕対応、またマンション管理会社への対応などに携わります。マンション管理士は管理組合のよき相談相手、知恵袋といったところでしょうか。
同じくマンション管理に携わるといっても、管理業務主任者とマンション管理士は180度立場が異なります。

19科目分野中、16科目分野が共通する科目

しかし同じようにマンション管理に携わる仕事であるから、この2つの資格の本試験は共通するところが非常に多いのは事実です。民法や区分所有法、マンション標準管理規約ほか、マンション管理士の試験では19の科目分野から出題がされています。そのうちなんと16科目分野が管理業務主任者試験にもそのまま該当します。

試験の難易度は、マンション管理士>宅地建物取引主任者>管理業務主任者という関係にあり、マンション管理士はかなりの難関資格になっています。
試験科目の背景などから見ますと、Wライセンスについては「マンション管理士試験に合格できるレベルにある受験者は、併せて管理業務主任者資格の取得も可能」と、きびしく見ておくのが妥当です。

管理業務主任者からマンション管理士へステップアップ

しかし携わる業務内容が似ていることからも、管理業務主任者→マンション管理士へのキャリアパスは、非常に利にかなっています。コンサルタント業であるマンション管理士は、人生経験も必要な仕事です。また定年のない開業職ですので、40代・50代の時点での開業でも十分間に合います。それまでの間に、管理業務主任者として管理会社としてじっくり経験を積んで、その間にマンション管理士の有資格者となり、就業人生の後半を開業者として送るというのは、非常に現実的なステップだという気がします。

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